AIntone+がバージョンアップで“時系列データ”に対応⁉

こんにちは、AI音痴ライターのなまず美紀(みきてぃ)です。
今回も、AIの最新事情を求めてシステムズナカシマさんに突撃してきました!
今回のテーマは、同社のAI予測エンジン『AIntone+(アイントンプラス)』の進化について。
同社にて入手した情報を、AI音痴なりに噛み砕いてレポートします。
AIntone+ってどんなツール?
AIntone+はその名の通り、AIとkintoneがタッグを組んだツール。kintoneに蓄積されたデータをもとに、AIが売上や来客数、アクセス数などを予測してくれます。
たとえば、
「今日は気温が15度なので、これまでのデータ分析によると、おそらく来客数が50人くらい」
「気温が20度を超えたので、アイスコーヒーの売上が伸びるのでは」
といった予測をしてくれるので、あらかじめ備えておくことができます。
これだけでも頼もしい存在ですが、これまでは、1件1件のレコード(単発データ)に基づく予測しかできませんでした。
バージョンアップで“時系列データ”に対応!
ところが、今回のアップデートで、ついに「時系列データ=日付や時間の経過に伴って変化するデータ」の分析・予測が可能になりました!
複数のデータを時間の流れとして捉えて学習し、将来の数値を予測できるようになったのです。具体的にはどういうことでしょう?
たとえば、今までは「金曜日」「気温30度の日」「曇りの日」など、それぞれのデータ別に来客数や売上の予測が可能でしたが、バージョンアップにより、「4月の金曜日」「8月で気温が30度を超える日」、「10月の曇りの金曜日」など、複数のレコードを参照し、より緻密に売上や来場者の傾向を予測できるようになったのです。
在庫管理や発注タイミングの最適化に活かせそうですね。
IoTセンターでも活躍中!?
さて。ここまでの説明を読んでくださった方は、「AIntone+って小売業向けのツール?」と思っていらっしゃるのでは。実は、私・みきてぃもそう思っていたのです…。
ところが、システムズナカシマの担当者によれば、実は「製造業の現場でも活用できる」とのこと。たとえば、工場の機械にIoTセンサーを取り付けて、温度、回転数、摩耗頻度などの情報を時系列で記録していくと、過去のトラブルの傾向を参考に、「そろそろこの機械は危ないから、メンテナンスした方が良いですよ」と、トラブルの兆しをAIが予測し、レコメンドしてくれるというわけです。
従来、現場の担当者の“勘”や“経験”に頼っていた判断が、AIntone+のサポートがあれば、誰でも判断・対応できるようになったということですね。
AIntone+でもっとデータを活かせるかも!?
以上、AIntone+の進化を簡単にご説明しました。
AIntone+の進化によって、蓄積してきたデータをさらに活かせるようになり、業務効率化につながるのは嬉しいですね。
「うちのデータ、どう活かせるの?」
そんな疑問があれば、ぜひお気軽にシステムズナカシマまでお問い合わせください。
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