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AIntone+がバージョンアップで“時系列データ”に対応⁉

【ナカシマ】AIntone+20250527

こんにちは、AI音痴ライターのなまず美紀(みきてぃ)です。
今回も、AIの最新事情を求めてシステムズナカシマさんに突撃してきました!

今回のテーマは、同社のAI予測エンジン『AIntone+(アイントンプラス)』の進化について。
同社にて入手した情報を、AI音痴なりに噛み砕いてレポートします。

AIntone+ってどんなツール?

AIntone+はその名の通り、AIとkintoneがタッグを組んだツール。kintoneに蓄積されたデータをもとに、AIが売上や来客数、アクセス数などを予測してくれます。

たとえば、
「今日は気温が15度なので、これまでのデータ分析によると、おそらく来客数が50人くらい」
「気温が20度を超えたので、アイスコーヒーの売上が伸びるのでは」

といった予測をしてくれるので、あらかじめ備えておくことができます。

これだけでも頼もしい存在ですが、これまでは、1件1件のレコード(単発データ)に基づく予測しかできませんでした。

バージョンアップで“時系列データ”に対応!

ところが、今回のアップデートで、ついに「時系列データ=日付や時間の経過に伴って変化するデータ」の分析・予測が可能になりました!

複数のデータを時間の流れとして捉えて学習し、将来の数値を予測できるようになったのです。具体的にはどういうことでしょう?

たとえば、今までは「金曜日」「気温30度の日」「曇りの日」など、それぞれのデータ別に来客数や売上の予測が可能でしたが、バージョンアップにより、「4月の金曜日」「8月で気温が30度を超える日」、「10月の曇りの金曜日」など、複数のレコードを参照し、より緻密に売上や来場者の傾向を予測できるようになったのです。

在庫管理や発注タイミングの最適化に活かせそうですね。

AIntone+_1

IoTセンターでも活躍中!?

さて。ここまでの説明を読んでくださった方は、「AIntone+って小売業向けのツール?」と思っていらっしゃるのでは。実は、私・みきてぃもそう思っていたのです…。

ところが、システムズナカシマの担当者によれば、実は「製造業の現場でも活用できる」とのこと。たとえば、工場の機械にIoTセンサーを取り付けて、温度、回転数、摩耗頻度などの情報を時系列で記録していくと、過去のトラブルの傾向を参考に、「そろそろこの機械は危ないから、メンテナンスした方が良いですよ」と、トラブルの兆しをAIが予測し、レコメンドしてくれるというわけです。

従来、現場の担当者の“勘”や“経験”に頼っていた判断が、AIntone+のサポートがあれば、誰でも判断・対応できるようになったということですね。

AIntone+でもっとデータを活かせるかも!?

以上、AIntone+の進化を簡単にご説明しました。

AIntone+の進化によって、蓄積してきたデータをさらに活かせるようになり、業務効率化につながるのは嬉しいですね。

「うちのデータ、どう活かせるの?」
そんな疑問があれば、ぜひお気軽にシステムズナカシマまでお問い合わせください。


–関連記事–
キントーンと繋がるAIエンジン「AIntone+」はこちら


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