【AI・業務自動化展2025秋レポート】システムズナカシマ「roboflow」「AIntone+」など注目AIを取材!
こんにちは。AI音痴ライターのなまず美紀(みきてぃ)です。
AIの最新ニュースを求めて、システムズナカシマに突撃取材するシリーズ。
今回は10月22日(水)〜24日(金)に幕張メッセで開催された『AI・業務自動化展2025秋』を取材してきました。システムズナカシマのブースにお邪魔して、展示会ならではの生の声を聞いてきました!
ブースの雰囲気、パワーアップ!
毎回、大盛況のこの展示会。人混みをかき分けて到着したシステムズナカシマのブース。
にこやかに出迎えてくださったS社員に、I社員(右)とのツーショットを激写されました。
みきてぃ:システムズナカシマのブース、いつもと雰囲気が違うような!?
S 社員:当社の H 社員がブースデザインを刷新してくれました。これまではサイネージでサービスを紹介していましたが、木版に各サービスに合わせたイラストと文言を入れることで、わかりやすくしました。
みきてぃ:カラフルで温かみを感じるブースになりましたね。表示もわかりやすく、お客さんが迷わず自社のニーズにあったサービスにたどり着けそうです。
S 社員:そうなれば良いなと。これまで何度も出展してきましたが、ここでご縁があったお客様は「業務効率化が叶って良かった」と喜んでくださっています。このブースを使用してみて、お客様の反応なども検証しながら、今後もより良いマッチングに繋げていきたいなと。
みきてぃ:色々とパワーアップされていますね!今回も良き出会いがありますよう、お祈りしておきます。
画像認識AI「roboflow」×エッジデバイス
こちらは、ノーコードの画像認識AI『roboflow(ロボフロウ)』を搭載したソリューションです。M 社員にお話を聞きました。
みきてぃ:roboflowは、画像のアップロードから学習モデルの生成、推論までを一括で行えることが特長でしたよね。さすがの私も覚えました。
M 社員:今回の展示のデモ用に、roboflowと連携して使うエッジデバイスを作ってみました。
みきてぃ:エッジデバイス?この四角い子ですか?
M社員:そうです。これまではモデル画像をクラウドに投げていたので時間がかかっていました。エッジデバイスがあれば、モデルをエッジにダウンロードできるので、インターネットを経由する必要がありません。メリットは、ワークフローが高速化できることですね。
みきてぃ:ワークフロー…。
M 社員:例えば、今回のデモでお見せしているのが、ラインカウンターです。事前に設定したライン(境界線)を人が通過した際に、それを人だと認識、人数をカウントしてデータを取ることができます。
また、ゾーニングといって、特定のゾーンに対象物が入り込むと認識し、一定の時間が経過したらアラートを出すといったことも可能です。これらは一例ですが、ワークフローとは、このように画像認識からのカウントや警告までの一連の流れのことですね。
みきてぃ:なるほど。エッジデバイスを使うと、そのフローのスピードが上がるのですね。どんなシチュエーションで活用できるのでしょう?
M 社員:たとえば、レジの前に人が15秒いたら、「レジ要員が不足している」と店員に知らせたり、侵入禁止エリアでうろうろしている人がいたら、警告が鳴るなどですね。
みきてぃ:特に迅速に異常を検知する必要がある現場では、エッジデバイスによる速さが力を発揮しますよね!
M 社員:「工場ラインで使いたい」という製造業の方も多いですね。roboflowは、ナンバープレートから数字を検出したり、レシートから数字を検出するなども得意ですから、お客様のニーズに合わせて、AI処理をアレンジしていただけます。
みきてぃ:画像認識AIを活用して業務効率化につなげたい場合は、システムズナカシマに相談ですね。ありがとうございました。
AI予測エンジン「AIntone+」で時系列データ分析
続いて、システムズナカシマが開発したAI予測エンジン『AIntone+(アイントンプラス)』です。こちらは、X社員にお話を聞きました。
みきてぃ:AIntone+は、「kintone(キントーン)」と連携して動作するAI予測ツールですよね。
X社員:最近の進化として、売上や来客数などと、複数の外的要因(気温・曜日・天気など)を分析して、将来の需要や傾向を自動予測できるようになりました。
みきてぃ:時系列データをうまく利用すると、在庫管理や発注タイミングの最適化につながりますね。今回の展示会でのお客様の反応はいかがですか?
X社員:食品関連の業者の方から「季節もの(アイス製品、ホット製品)の需要予測に使いたい」などのご相談をいただいています。また、情報商材に携わる企業からは「どのカテゴリーのコンテンツのダウンロード数、閲覧数が高いかなど事前に調べておきたい」という相談も。
みきてぃ:開発・投入前に傾向がつかめていれば、無駄なリソースを削減できますね。
X社員:推論系ツールは複数存在しますが、すでにキントーンを導入している企業からは、「自社データと連動させるだけで活用できるので、非常にリーズナブル」と好評です。
みきてぃ:既存のツールやデータを活用できるのはいいですね。ちなみに、外部データとの連携も可能なのでしょうか。
X社員:もちろんです。自社に充分なデータがない場合、データ管理会社から買い取った外部データなどと連動することもできます。
みきてぃ:ありがとうございました。お忙しいところお邪魔しました。
以上、幕張メッセからでした。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。当日お越しいただけなかった皆さまも、AIを活用して業務効率化についてご関心、ご質問がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
–おすすめ記事–
YOLOよりスゴい!? roboflowの最新モデル「RF-DETR」とは?
AIntone+がバージョンアップで“時系列データ”に対応⁉









