roboflowのWF(ワークフロー)機能で「物体検出→画像クロップ→OCR」が自動化!?
AI音痴ライターのみきてぃです。みきてぃがシステムズナカシマから入手した最新情報をお伝えするシリーズ。
今回は、システムズナカシマではお馴染みのAI画像処理プラットフォームroboflowについて。roboflowはこちらでも登場しています。
システムズナカシマのM社員によると、その後roboflowの機能も進化を遂げているそうです。特に注目するべきは、「物体検出→画像クロップ→OCR」の一連の処理の自動化だとか。
roboflowの新機能
roboflowのWF(ワークフロー)機能は、物体検出から画像クロップ、OCRまでの一連のプロセスを自動で実行できるらしい!のですが…。
そもそも、物体検出→画像クロップ→OCRは、それぞれどういうことでしたっけ。整理してみます!
1.物体検出
roboflowは、事前にデータ学習をさせることで、静止画像や動画内の特定の人物や物体をリアルタイムかつ高精度で検出します。
2.画像クロップ
画像や動画内のオブジェクトを分析、テキストを読み取り、顔を検出する高度な機能を装備しています。静止画像だけでなく、動画からの認識・検出もできるそうです。
3.OCR
OCR(Optical Character Recognition=光学文字認識)とは、クロップされた画像から、印刷された文字や手書きの文字情報を読み取り、デジタルデータに変換する技術です。
自動化のメリットと使用例
従来は、roboflowで物体検出を行った後、その画像をクロップし、読み取らせるステップを手動で行っていたそうです。これが自動化されたことにより、様々な業界での業務が大幅に効率化されそうです。
たとえば…?
以下に具体的な使用例とそのメリットを妄想してみました!
■物流業
使用例:荷物ラベルの自動読み取り
荷物のラベルを物体検出で識別しOCRをかけることで、住所などの情報を抽出。自動的にデータベースに取り込み、発送業務を効率化!
■小売業
使用例:生産ラインの品質管理
製造ラインでの製品の欠陥を検出し、特定部分をクロップして検査。その後、製品番号やロット番号をOCRで読み取り、データベースに登録。人為的なミスを減少させ、品質管理が向上!
■医療業界
使用例:処方箋のデジタル化
手書きの処方箋を物体検出で識別し、文字をクロップ、OCRでデジタルデータに変換することで、電子カルテへの入力作業を自動化。医療従事者の負担を軽減できますね!
■セキュリティシステム
使用例:監視カメラ映像の解析
roboflowの危機管理への活用についてはこちらでも記事にしましたが、監視カメラの映像から不審者や侵入車両などの異常な動きを検出し、OCRで名札やナンバープレートの読み取り等を行います。リアルタイムでの監視とアラートが可能になり、セキュリティの強化に貢献します。
まとめ
上記以外にも活用のシーンはたくさんありそうです。「roboflowの新機能を活用することで、手作業の軽減、コスト削減や精度の向上ができないかな?」という企業担当者の方は、システムズナカシマにお問合せくださいね。
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